2023.12.13

富士山周辺エリアにアートで新たな魅力 富士急と東京芸大がプロジェクト

作品を描く学生=富士吉田・富士急ハイランドのリサとガスパールタウン

 富士急行と東京芸術大美術学部デザイン科の箭内道彦教授の研究室が連携してアート作品を手がける共同プロジェクトが始まった。9日は営業中の富士急ハイランド(富士吉田)で、学生たちが作品制作に取り組んだ。
 富士山周辺エリアにアートを通じて新たな魅力を生み出すことが目的。第1弾として、開業10周年を迎えた富士急ハイランドのリサとガスパールタウンで、入り口付近に2作品を制作する。
 9日は箭内教授の研究室に所属する学生7人が縦約2メートル、横約3・8メートルの壁画に花と10周年をテーマにした作品を色鮮やかに描いていった。営業中の園内で学生たちが描く姿に、来場者は興味深そうに見つめていた。完成した作品は5月上旬まで展示する予定。
 共同プロジェクトは来年以降も継続し、富士急ハイランドにモニュメントを新設するほか、来年4月には富士河口湖町本栖の富士本栖湖リゾートで開かれる芝桜祭りの会場にフォトスポットを制作する。

(2023年12月10日付 山梨日日新聞掲載)

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