2023.12.14

富士山噴火想定し避難訓練 観光客の誘導を確認
県、10市町村

火山灰対策で傘をさし、ゴーグルをつけて避難する参加者=忍野村忍草

 県と県内10市町村などは10日、各市町村役場などで富士山噴火の対応訓練をした。県の防災システムを使い、職員らが情報共有をしながら、観光客らの避難誘導の方法を確認した。
 県や富士吉田、都留、大月、上野原、身延、西桂、忍野、山中湖、鳴沢、富士河口湖の各市町村職員、各地の消防本部の担当者や消防団員ら約150人が参加した。
 富士山の噴火警戒レベルが4に引き上げられた後、山頂付近で噴火が起き、火山灰が降り始めたとの想定で実施。忍野村では防災無線で観光客に帰宅を促したほか、要支援者の避難誘導を始めた。3センチ以上火山灰が降り積もったとして、村職員が観光客役の参加者を、開設した避難所に歩いて誘導した。住民が火山灰の上を歩く体験会もあった。

(2023年12月12日付 山梨日日新聞掲載)

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