2023.12.19

富士山噴火の防災学ぶ 富士五湖消防が講演会

 富士五湖消防本部は8日、富士吉田市の同本部庁舎で、昭和大富士山麓自然・生物研究所の馬場章講師を招き、富士山噴火の防災に関する講演会を開いた=写真。
 馬場講師は富士山に噴火口が多数存在することや、現在の観測設備で噴火が発生していないことを挙げ、「不確実性が大きい」と指摘。「避難レベルが急速に引き上げられる可能性がある。事前に対策を練ることが重要」と話した。
 消防本部は11月に山中湖村で行われた山梨など1都9県の緊急消防救助隊の訓練を検証する中、職員の火山災害への知識を深めようと実施。消防本部の職員約60人が聴講した。

(2023年12月14日付 山梨日日新聞掲載)

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