2025.8.22
道の駅富士吉田 新施設着工 カフェ、展望デッキ整備
富士吉田市は、同市新屋3丁目の「道の駅富士吉田」をリニューアルする。現在の建物が老朽化していることから新たな建物を整備し、年間200万人が訪れる施設で、来場者がゆったりとくつろげる環境を整えることを目指す。
市富士山課によると、道の駅は2003年4月にオープン。22年に東富士五湖道路の富士吉田忍野スマートインターチェンジが開通するなど、周辺の交通の利便性が高まり多くの観光客が訪れるスポットになっている。一方で、現在の施設は建設から20年以上が経過し、老朽化が課題になっていた。
新施設は、現在の施設北側のフットサルコートや子どもが遊べるスペースを備えた「富士山アリーナ」の跡地に建設する。3階建てで延べ床面積は2088・46平方メートル。1階は現在の施設にある物販や飲食スペースを移動させる。2階はカフェ、3階は富士山を眺望できる展望デッキとなる。
建物の屋根は富士山にかかる雲をイメージした形になるという。総事業費は約20億円。
7月9日に安全祈願祭と起工式があり、市や市内の観光企業関係者ら約70人が、工事の安全を願った。完成は来年9月、オープンは同10月を予定している。新施設のオープン後、既存の建物も改修し、バスの運転手が休憩できるスペースなどとして活用する。
(2025年8月21日付 山梨日日新聞掲載)
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