2025.6.04
不法投棄物を回収 富士山周辺 山静神一斉パト

不法投棄された樹脂製のバケツを回収する参加者=富士河口湖町小立
山梨、静岡、神奈川の3県は30日、富士北麓地域を含む富士箱根伊豆地域で、不法投棄された廃棄物の一斉パトロールを行った。山梨県内では、4件、計28・4立方メートルの不法投棄されたごみを回収した。総重量は昨年の計5・4立方メートル(計4件)に比べ5倍以上。県環境整備課は、廃タイヤを多く発見したことから合計の体積が増加したためとしている。
山梨県内では富士吉田、富士河口湖、鳴沢、忍野、山中湖の5市町村で実施。県や各市町村職員、富士吉田署員、富士山レンジャーなど約20人が参加した。富士河口湖・県立富士山世界遺産センターで出発式を行った後、11グループに分かれて不法投棄された産業廃棄物や家庭ごみを捜索した。
参加者は受け持ち区域内の地域の道路脇や沢などを丹念に見て回った。主に廃タイヤや廃棄されたプラスチック製品などを回収。除草剤の容器やブラウン管のテレビなど家電もあった。
(2025年5月31日付 山梨日日新聞掲載)
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