2026.1.21 お知らせ /

吉田口の保全、活用探る 課題解決へ法人化視野 富士山の産官学関係者が「つなぐ会」

富士山を巡る課題について意見を交わす参加者=富士吉田市内

 富士山に関わる産官学の関係者が17日、吉田口登山道の保全や観光での活用方法を考える「富士山をつなぐ会」を設立した。同日は環境保全やオーバーツーリズム(観光公害)など、富士北麓地域が抱えるさまざまな課題について認識を共有した。問題の解決に向け、法人化も視野に活動を展開していく。

 関係者はこれまで4回にわたり、世界遺産の保全に詳しい上智大大学院の織朱実教授を招いて、富士山の将来像について話し合うワークショップを開催。富士山の環境を守りながら活用するための方法について議論を重ねてきた。
 信仰文化の担い手不足や自然環境の保全、観光公害などの問題解決に向け、連携して活動に取り組んでいこうと、会を設けることになった。
 会には観光事業者や行政職員、研究者、神社関係者らが加わった。17日は富士吉田市内で会合を開き、約20団体から約30人が参加。グループに分かれ、「御師住宅の維持が経済的に難しい」「信仰登山目的の登山者が少ない」「麓からの登山者を増やしたい」など各組織が抱える課題を出し合い、問題意識を共有した。
 今後は関係機関への提言や要望活動などを展開していく予定。

(2026年1月18日付 山梨日日新聞掲載)

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