2022.5.16

今夏の富士山もコロナ対策徹底

 富士山6合目の富士山安全指導センター運営協議会(会長・堀内茂富士吉田市長)は13日、今夏の富士山の開山後、新型コロナウイルス対策を講じてセンターを運営することを確認した。

 協議会は同日、富士吉田市内で総会を開いた。堀内会長はあいさつで、2年ぶりに開山した昨年について「クラスター(感染者集団)の発生もなく、開山期間を終えることができた」と説明。「山頂付近で登山者が集中し、事故やクラスターへの懸念もある。協力して指導を徹底していきたい」と述べた。

 新型コロナウイルス対策として、今年も昨年同様、6合目の安全指導センター内に仕切りを設け、登山者の検温や消毒を実施。感染症対策を記した啓発チラシを登山者に配布し、館外放送で対策を促すことを確認した。

 富士山の山開きは今年も7月1日が予定され、6月下旬の登下山道調査で最終判断される見込み。

 13日は富士山及び周辺美化推進協議会と吉田口下山道7合目公衆トイレ維持管理運営協議会の総会も開かれ、ともに事業計画を承認した。

(2022年5月14日付 山梨日日新聞掲載)

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