2022.12.01

フジマリモ 生態学ぶ

山中湖の児童に授業

 山中湖村のNPO法人山中湖姫まりも湖援隊(河内正子理事長)は、山中湖・東小で、山中湖に生息する県の天然記念物「フジマリモ」について学ぶ授業を開いた。

 18日に行い、3、4年生21人が参加。小学生の時に訪れた山中湖でマリモを採取し、現在も飼育を続けている東京都在住の亀田良成さんと、国立科学博物館植物研究部の辻彰洋研究主幹を講師に招き、マリモを見つけた経緯や調査方法などの説明を受けた。

 甲府市の民家の水槽から日本で初めて見つかった新産種の「モトスマリモ」の紹介もあった。辻研究主幹は、近年は地球温暖化の影響で山中湖の気温が上昇し、マリモの生育に悪影響を与えているとして、「みんなが協力して地球を守ることが、マリモを守ることにもつながる」と話した。

(2022年11月29日付 山梨日日新聞掲載)

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