霊峰　３３６３人駆け上がる　富士登山競走

世界文化遺産・富士山の吉田口登山道などで２５日行われた第７８回富士登山競走で、駆け上がるランナー。３３６３人が出場し、９合目では最後の力を振り絞って頂上を目指していた

　第７８回富士登山競走（富士吉田市主催、山梨日日新聞社、山梨放送、富士吉田スポーツ協会など共催）が２５日、富士山を舞台に開かれた。４６都道府県、海外１２の国と地域から３３６３人が出場し、日本一の山岳コースを駆け上がった。１７３４人が出場した山頂コース（距離２１キロ、高低差約３０００メートル）は、男子は上田瑠偉（埼玉）が初優勝を果たし、女子は吉住友里（富士吉田）が７連覇を達成した。１６２９人が出場した５合目コース（距離１５キロ、高低差約１４８０メートル）は、男子の山田雄喜（東京）が山頂コース（５合目打ち切り）を含め６年ぶり３回目の優勝、女子は田中礼美（神奈川）が２年ぶり２回目の優勝を果たした。県勢は山頂男子の３位に菊嶋啓（甲府市出身）が入った。

(2025年7月27日付 山梨日日新聞掲載)