2026.3.02
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山岳遭難最多192件219人 冬季の事故増押し上げ 昨年県内
山梨県警は26日、県内で昨年1年間に発生した山岳遭難件数は192件、遭難者数は219人で、いずれも1965年の統計開始以来、最多となったと発表した。冬季のアイスクライミング中の事故やシーズンを通じた登山者数の増加が数字を押し上げたとみられる。県警は山岳遭難者の迅速な救助に向け、民間企業と山岳遭難発生時の捜索活動の協力に関する協定を結んだ。
県警地域課によると、遭難者のうち負傷者は105人で、死者は22人。山系別にみると、南アルプス山系が最も多い71件。次いで秩父山系44件、大菩薩・道志山系41件などと続いた。富士山は4件だった。態様別では転倒50件、滑落48件、道迷い37件など。居住地別では東京都や神奈川県などの隣県者が約6割を占めた。
月別にみると、7月が最も多い26件、次いで8月25件、9月21件、5、6月20件。例年10件以下という2月は12件だった。
山岳遭難件数、遭難者数が増加した要因は、冬季のアイスクライミング中の事故増加や、登山者数の増加が考えられるという。県警は登山口や駅前での広報活動や、自治体などと連携した登山道整備などの対策を講じていく。
一方、協定は県警と山岳捜索サービス「ココヘリ」を手がけるオーセンティックジャパン(福岡市)が締結。同社と県警が会員情報や位置情報を共有することで、迅速で的確な捜索活動につなげる。
(2026年2月27日付 山梨日日新聞掲載)
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