2022.1.09

水ネギ 収穫最盛期

富士吉田 小中給食で提供へ

 富士北麓地域に伝わる「水ネギ」が収穫の最盛期を迎えている。JA北富士によると、道の駅富士吉田や富士吉田市内のスーパーなどに出荷されているという。

 「水ネギ」は稲作のように水の中で育つ固有種。富士北麓地域では江戸時代から栽培されてきたが、現在は湧き水が流れる田んぼが減り、農家も高齢化したことなどから栽培農家が減少している。

 現在、市内で唯一出荷している農家では約1800平方メートルの田んぼで昨年12月から収穫を始めた。今季も生育状況は良好で、味の濃さや香りの強さがあり、根まで食べられるという。

 JA北富士は2月4日、市内の学校給食センターに出荷し、小中学校の給食の献立に使用してもらう予定。

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