2022.7.27

青い氷の世界

鳴沢氷穴内の氷。環状のルート終盤の場所では青色にライトアップされていた=鳴沢村内

鳴沢氷穴内の氷。環状のルート終盤の場所では青色にライトアップされていた=鳴沢村内

 鳴沢村の鳴沢氷穴内は、夏場でも気温0~4度。観光客は洞窟内で「氷の世界」を楽しんでいる。

 鳴沢氷穴は864年の長尾山の噴火による溶岩流でできた地下21メートル、総延長153メートルの竪穴式洞窟で、国の天然記念物に指定されている。

 環状の氷穴内には168段の階段が設置され、約10分で一周できる。天井の低い場所は90センチ程度で、かがんだ大人がやっと通れる場所もある。ルート終盤にある、氷の貯蔵庫を再現した「氷の壁」付近は青色にライトアップされていた。

 外の気温が20度前後だったのに対して洞窟内は「0度」の表示で、観光客は「寒い」などと口にしながら地下を散策していた。鳴沢氷穴の入洞料は350円(大人)。

(2022年7月25日付 山梨日日新聞掲載)

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