郷土学習資料を製作

家康、富士山関わり解説 身延町教委

　身延町教委生涯学習課は、町にある徳川家康ゆかりの文化財と、町と富士山の関わりを紹介する学習資料を作った。町内の小中学校で郷土学習に活用してもらう。

　同課によると、学習資料は２０２０年から製作。今年は徳川家康が主役の大河ドラマ「どうする家康」が放送されていることや、富士山が世界文化遺産に登録されてから１０年を迎えることからテーマに選んだ。

　文化財を紹介する資料では、家康が北条氏の侵入に備えて旧中富中の敷地に築いた菅沼城跡や、甲州金と江戸幕府の金貨の関係を解説。側室・お万の方が七面山の女人禁制を解いた逸話も紹介している。富士山に関する資料では、町内の富士山信仰の遺構を紹介している。

(2023年6月8日付 山梨日日新聞掲載)