2023.9.26

著名画家の「富士」並ぶ フジヤマミュージアムで企画展

富士山を描いた代表作が並ぶ企画展=富士吉田・フジヤマミュージアム

 富士吉田市新西原5丁目のフジヤマミュージアムは11月26日まで、開館20周年と富士山世界文化遺産登録10年を記念した企画展を開いている。著名画家の「富士山」を描いた代表作や人気作を中心に73点を展示している。
 今年7月に開館20年を迎えた同ミュージアムの収蔵作品から、横山大観の「蓬莱神山」、牛島憲之の「赤い富士」、林武の「赤富士」などの代表作を展示。洋画と日本画に分け、1画家1作品ずつを飾った。
 同時開催として、杉山寧が手がけた文藝春秋1981年1月~12月号表紙絵の原画も展示。富士山を描いた12作品の中から来館者の人気投票を受け付けている。
 土日祝日限定で、1回1組の少人数の学芸員と館内を巡る鑑賞ツアーも開催。粘土を使った工作体験は毎日開いている。ミュージアムの河野清夏学芸員は「芸術の源泉ともなった富士山作品の鑑賞を通じて、親しみを感じてもらい、富士山を大切にしようと思うきっかけになればうれしい」と話している。
 午前10時~午後5時半(最終入館午後5時)。11月9日は休館。入館料は大人千円、大学・専門学生800円、高校生600円、中学生500円、小学生以下は無料。
 問い合わせや鑑賞ツアーの申し込みは、フジヤマミュージアム、電話0555(22)8223。

(2023年9月23日付 山梨日日新聞掲載)

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