2025.6.09
森林保全、ゲームで学ぶ 山中湖村児童 自然散策も

意見を交わしながらカードゲームを楽しむ児童ら=富士吉田・ふじさんのぬく森キポキポ

自然散策で木について学ぶ児童ら=富士吉田市内
山中湖村教委は5日、富士吉田市上吉田の森林学習施設「ふじさんのぬく森キポキポ」などで、森林への関心を深め、持続的な活用を考えるカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」や自然散策を通じて森林の環境保全について知る学習会を開いた。
モリトミライは山梨日日新聞社が開発し、参加者全員が一つの町に住んでいる設定で、森林の状態を保ちながら目標の達成を目指すカードゲーム。学習会は昨年に続き2回目で、施設を所有する富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)が協力し、同村の山中小と東小の5年生計49人が参加した。
児童らは4~5人で1班となり、班ごとに「木を切る人」「販売会社の社員」といった役割を担当。割り振られたカードを駆使したり、他の班と協力したりして、森林の現状に配慮しながら、資金の獲得など役割ごとに定められたゴールを目指した。
自然散策では、施設の自然解説員の案内で、組合所有地内の散策道を巡った。
(2025年6月6日付 山梨日日新聞掲載)
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