河口湖冬花火(同実行委員会主催)が22日、富士河口湖町の大池公園をメーン会場に始まった。 冬花火は毎年1月から2月にかけて行われている恒例のイベントで、今年は2月20日までの毎週土日と23日(富士山の日)の計11回開…
■避難地図作製は第一歩 富士山が山開きを迎えた2015年7月1日、5合目にある山梨県の総合管理センター内に大きな地図が掲示された。突発的な噴火の際の逃げ道を示した「避難ルートマップ」。強い風雨に見舞われ、登るのを断念し…
文化審答申 富士吉田市所蔵4039点 国の文化審議会(佐藤信会長)は21日、富士吉田市の上吉田地区(富士山吉田口)の「御師の家」などに伝わる富士山信仰用具を、重要有形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申した。かつ…
■避難先の確保これから 「近所には高齢者もいる。避難のための集合場所が遠いと困る」「マイカーで避難すると道路が大混雑しないか」。6月21日、富士吉田市松山地区であった富士山噴火に関する防災研修会。参加した住民は、火山防…
旧外川家住宅でパネル展 大正から昭和初期の富士山の登山道を紹介するパネル展が、富士吉田市上吉田3丁目の御師旧外川家住宅で開かれている。鳴沢村の自営業大宮仁さん(72)が長年かけて収集した案内図や写真資料など約100点が…
■観光地の危険、どう周知 昨年9月27日正午前、御嶽山(長野、岐阜県)の頂上付近。突然、辺りが真っ暗になり、爆音が響き渡った。灰まみれになった登山者が、避難小屋に次々と逃げ込んできた。マスクとヘルメットを手渡す。噴石で…
富士吉田署の山岳遭難救助隊は20日、富士山5合目付近で雪上訓練をした。隊員6人が参加。富士山5合目付近で登山靴にアイゼンを装着し、雪上歩行や滑落した場合を想定して雪にピッケルを突き刺して停止させる方法、遭難者の救助方法…
■客観的な事実のみ発信 箱根山(神奈川県)の大涌谷周辺の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられた6月30日、箱根町観光協会では、職員が観光客に注意を促す文書の翻訳作業に追われていた。英語版はその日のうちに完成、中…
■縦割りが「壁」連携欠くく 「静岡との連携はどうなっているのか」。6月4日、火山専門家らが集まった会議で、荒牧重雄・山梨県富士山科学研究所名誉顧問が県幹部に強い口調で説明を求めた。 手元には、県が突発的な噴火に備え…
市が動画、文化や名所2言語で 富士吉田市は、市内の文化や観光地を紹介するPR動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。米国出身で動画投稿サイトに映像を発信するユーチューバーのロレッタ・スコットさんが制作。郡内…
■静岡大防災総合センター副センター長 小山真人教授に聞く 1707年の「宝永の噴火」以降、300年以上にわたって“沈黙”を続ける富士山。いつか必ず来ると言われる「その時」に、どう備えるか。富士山火山防災対策協議会委員で…
昨秋調査 感染対策に高評価 富士五湖観光連盟が、昨秋に富士北麓地域を訪れた観光客を対象に実施したアンケートで、新型コロナウイルス禍でも7割近くの観光客が1泊以上で来訪していたことが分かった。連盟は、観光客や観光方法が変…
富士山で大規模噴火が起きた場合、山梨側の富士北麓7市町村では最大8万4千人の避難が想定されている。大勢の人を速やかに確実に避難させるため、対策編では、住民や災害弱者、観光客ら立場に応じた避難の手段や流れ、避難所の受け入…
県内は16日にかけ、各地で小正月行事が行われた。恒例の獅子舞や、地区の吉凶を占う筒粥など、地域によって内容はさまざま。新型コロナウイルス感染防止に気を使いながら、感染の早期収束や地域の無病息災を願った。 ◇ 富士吉田…
市町村をまたぐ広域避難を円滑に実施するため、中央自動車道や国道137号(吉田河口湖バイパス)など12路線を「広域避難路」として指定する。また、避難が必要な市町村は、平常時から広域避難ルートをあらかじめ検討し、広域避難路…
都留で販売 知名度アップへ 都留市観光振興公社は、ムササビをモチーフにした市のマスコットキャラクター「つるビー」のぬいぐるみを作った。同市大原の道の駅つるで販売している。 つるビーは市内に生息するムササビをモチーフに…
世界文化遺産の富士山の麓には、多くの観光客や登山者が訪れる。特に夏山は、吉田口登山道の登山者数は1日最大8千人に上り、5合目周辺に大勢の観光客が集まる。対策編には、観光客や登山者への対応も盛り込まれた。 散在する観光…
ローソンで 甲府の企業監修 富士山関連の商品を企画、販売する「富士山プロダクト」(甲府市下石田2丁目、清水栄一社長)は全国のローソンで、富士山をモチーフにした清涼飲料水「富士山ドリンク」を数量限定で販売している。製造は…
溶岩流が直撃するエリアなどでは、逃げ遅れが命に関わる。特に高齢者や障害者ら避難に支援が必要な人や、入院患者、社会福祉施設の入所者は、一般住民より一段階早い避難が求められる。 避難対象エリアの避難行動要支援者は、噴火警…
山梨県内は11日、気圧の谷の影響で標高の高い地域で雪が降った。河口湖周辺や北杜市では積雪も確認された。 甲府地方気象台によると、午前6~7時に河口湖で1センチの積雪を観測。北杜市高根町清里の清泉寮によると、同10時半…
対策編の策定をもって富士山火山広域避難計画はおおむね完成した。一方で噴火の被害想定など避難計画の根拠とした「富士山ハザードマップ」が2004年策定から10年以上経過したのに加え、昨年9月の御嶽山の噴火を受けた新たな課題…
都内の男性 道志など150コース 道志村に連なる山などの登山道を紹介する地図を、登山地図を作製している東京都武蔵野市の守屋二郎さん(54)が作製した。2019年の台風19号の影響で、ルートが変更となった登山道もあったこ…
富士山防災の拠点開所 国土交通省富士砂防事務所が山梨県富士河口湖町小立に、富士山の噴火・土砂災害対策の山梨県側の拠点となる「富士山北麓火山防災ステーション」を2019年に開所。富士山北麓の防災監視体制を強…
子孫繁栄、家内安全願う 富士吉田市の向原地区で9日夜、小正月の伝統行事で、地区の新婚家庭を道祖神が訪れる「おかたぶちこう」が行われた。 例年は道祖神に扮した子どもが新婚家庭を訪問するが、新型コロナウイルスの感染防止の…
富士吉田 小中給食で提供へ 富士北麓地域に伝わる「水ネギ」が収穫の最盛期を迎えている。JA北富士によると、道の駅富士吉田や富士吉田市内のスーパーなどに出荷されているという。 「水ネギ」は稲作のように水の中で育つ固有種…
日本の南海上を低気圧が通過した影響などで、山梨県内は6日、各地で雪が降り、河口湖で2センチ(同日午後6時現在)の積雪を観測した。 山梨県内では甲府でも雪が降ったが、積雪はなかった。 山中湖村山中にある山中湖畔の駐車…
◇噴火警戒レベルに対応する危険な場所や避難場所を確認しておく ◇気象庁の噴火予報、噴火警報に注意する ◇噴火時、風下では噴石が遠方まで飛来するため、丈夫な建物に避難する ◇火砕流、火山泥流などからは、流路から遠ざかる方向…
ふじよしだ観光振興サービスは1~3日、富士吉田市の道の駅富士吉田などで恒例の新春祭りを開いた。 今年の干支の「寅」を具材で表現した吉田のうどんや福袋を販売。市の観光PRキャラクター「吉田のうどんぶりちゃん」とのPK対…
マグマに溶けている水蒸気や二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素などが気体となって放出される。二酸化硫黄や硫化水素は少量でも吸い込むと死亡することがある。二酸化炭素も多量に吸い込むと酸欠状態を起こすため、危険だ。 【火山用…
第1弾は「キャンプ」 富士吉田市は、ふるさと納税の返礼品を紹介するプロモーション動画の制作を始めた。第1弾はアウトドアブームに合わせ、キャンプなど野外活動に活用できる返礼品をまとめた。食材や衣服などの返礼品を活用してキ…
岩石や土砂が水と混じって流れる現象。積もった火山灰などが雨によって流されて発生し、時速60キロを超えることもある。谷筋や沢沿いを一気に流れる。噴火に伴う火砕流の熱などで雪が解け、周辺の土砂や岩石を巻き込みながら流れる「…
県と県警 計画書提出促す 県と県警などは12月29日、厳冬期(12~3月)に登山計画書(登山届)提出が義務化されている富士山、八ケ岳、南アルプスの3山域で登山指導を始めた。遭難や事故防止を呼び掛ける。 午前6時から富…
火口から噴出したマグマが液体のまま地表を流れること。速度は地形や溶岩の粘り気によるが、比較的ゆっくりのため、人が歩いて避難することもできる。温度は約1千度で、建物や道路、森林などを焼失、埋没させる。1986年、伊豆大島…
富士急行線 1500枚販売 富士急行は1月1日から、来年のえと「寅」をデザインした縁起物の駅入場券を発売する。恒例の企画で、今回は1500枚の限定販売。 富士急行線で縁起の良い名前の「寿駅」の入場券で、来年のえとに合…
高温の火山灰や岩の塊、空気や水蒸気などが一体となって急速に山体を流れ下る現象。規模の大きな噴煙の崩壊や、マグマが流れ下ることなく盛り上がりドーム状になった「溶岩ドーム」の崩壊などが原因で発生する。御嶽山の噴火でも起きた…
富士吉田市下吉田3丁目の小室浅間神社(渡辺平一郎宮司)の境内馬場に、白馬「桜花」が仲間入りした。青森県の乗馬クラブで馬車の運行などをしていた15歳ほどの馬で、訪れた人に顔を触らせるなど愛嬌を振りまいている。 力が強い…
噴火によって噴出した小さな固形物のうち、直径2ミリ以下のものを火山灰、2ミリ以上を火山礫と呼ぶ。火山灰は時には数十キロメートルから数百キロメートル以上運ばれ、農作物の被害や水質の汚濁、鉄道や道路の不通、航空機のエンジン…
鳴沢で親子スポーツイベント 陸上男子100メートルの元日本記録保持者、桐生祥秀選手(日本生命)が親子にスポーツの魅力を伝えるイベントが25日、鳴沢村の富士緑の休暇村で開かれた。県内外から約380人が参加。50メートル走…
一口に噴火と言ってもさまざまある。マグマによって熱せられた地下水が水蒸気となって爆発するのが水蒸気噴火。今回の御嶽山のケースはこれに当たる。このほか、地下水や海水にマグマが直接接触して爆発するマグマ水蒸気噴火、マグマそ…
アミューズ社長移転語る 7月に東京都渋谷区から富士河口湖町西湖へ本社を移転した大手芸能事務所アミューズの中西正樹社長が25日、取材に応じ、「新型コロナウイルス感染拡大でリモートワークが基本となっているが、対面で集まるこ…
●防水機能が優れた品を 登山用品の中で、「三種の神器」ともいわれる雨具(レインウエア)。悪天候のときはもちろん、風が強いときなどに防寒具としても使える必需品。「今日の天気予報は晴れだったから」-。そんな安易な考えでいる…
吉住さん 世界大会V 富士吉田市在住のマウンテンランナー・吉住友里さん(35)が、今年6~10月に欧州で初開催された世界大会「バーティカルキロメーター(VK)オープンチャンピオンシップス」(国際スカイランニング連盟主催…
●フィット感を重視 「ザックを背負って登山に行こう」-。登山にザックは欠かせない。たとえ日帰りでも必ずザックを背負って出掛ける。これが手提げかばんでは、悪路や段差を乗り越えるときに、両手でしっかりバランスを取ることがで…
●履きやすさを第一に 登山用品の「三種の神器」は雨具とザック、そして、もう一つが登山靴だ。遠足に行くように「履き慣れたスニーカーでは駄目なのか」と疑問を持つ人もいるかもしれないが、登山靴を履くには理由がある。安全かつ快…
ポケモンキャラとコラボ 情報通信サービス業のフォネットグループ(甲府市下石田2丁目、清水栄一代表)で商品開発などを手掛ける「富士山プロダクト」は、ゲームやアニメで人気の「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターと…
●照射距離 長いものを 意外と知られていないと思うが、ヘッドランプは登山の必需品。なぜかというと、登山ではいつ何があるか分からない。アクシデントが付き物だからだ。けがをして動けなくなるかもしれないし、ペース配分を間違え…
富士吉田市の富士急ハイランドは24日、屋外スケートリンクの一般開放を始めた。県内外からの来場者が滑走し、氷上の感触を楽しんだ。 一般開放したのは富士急ハイランド近くの全周400メートルのスケートリンク「セイコオーバル…
●長袖、長ズボンが基本 どんなスポーツをするにもウエアの機能は欠かせない。登山用のウエアも例外ではない。季節に合わせてウエアを選ぶが、今回は富士山や南アルプスなど夏の高山に対応できるようなウエアを紹介したい。山では変わ…
富士吉田 命日志村さんしのぶ 富士吉田市出身で人気ロックバンド「フジファブリック」のボーカルを務めた志村正彦さん(享年29)の命日に当たる24日、市の防災行政無線のチャイムで代表作「茜色の夕日」のメロディーが午後5時に…
●温かく軽量がお薦め 富士山や南アルプス、八ケ岳など3000メートル級の高山なら、真夏でも頂上付近では深夜から明け方にかけて氷点下まで気温が下がることがある。真夏の登山で、「持っていてよかった」と感じることが多いのは実…