山頂と無電で連絡 岳麓の気象を放送 岳麓観測所は11月から店開き
かねてから工事に着手した中央気象台の河口湖畔青眼塚に新設される富士山麓気象観測所は、既に工程半ばを過ぎ、10月中には完成し、11月から岡田技師ほか3名が、来岳して気象観測に従事することとなっている。 これとともに富士…
ハザードマップ専門家が解説 初の説明会に500人 今年3月に富士山噴火ハザードマップの改定版が公表されたことを受け、溶岩流到達の恐れがある富士北麓・東部地域で改定後初となる住民説明会(富士吉田市主催)が22日、市内で開…
8月26日の富士山は午後1時頃から濃霧と豪雨に襲われ、同2時頃から8合目以上は暴風雨となり、夜になってもなお止まなかった。 27日午前6時頃になると益々猛威を振るい、拳骨大の火山石はもの凄い唸りを生じて飛び、登下山道…
富士吉田で財団法人 富士山の夏の登山シーズンを前に、一般財団法人ふじよしだ観光振興サービスは22日、富士吉田市上吉田の富士山遭難者の慰霊碑前で、遭難者慰霊祭と登山者の安全祈願祭を行った=写真。 市や富士山吉田口旅館組…
答礼使「富士の焼け石」 日米親善に米国の「石」来朝 吉田口で盛大な挙式
日米親善のため米国からタコマ富士の石を日本へ贈る国際的使命を負った「石」は、11月12日大宮口浅間神社まで内務省国立公園係員が運搬、同神社で荘厳な修祓(しゅうばつ)式を挙げ、同日登山し、頂上の官幣大社奥宮に納めた。 …
「電気バス 技術が進歩」 富士山登山鉄道構想に反対姿勢を示した富士五湖観光連盟は、2015年に登山鉄道構想を提言しており、対応を一転させた格好だ。連盟は電気バスの技術の進歩などを挙げ、“路線変更”の正当性を説明。県有地…
地下のマグマの動きに関連するとされる「低周波地震」が、昨年10月から富士山周辺で急増している。気象庁の観測データによると、これまで富士山における低周波地震の発生は毎月数回から数10回だったが、昨年10月から3カ月連続で…
地元観光連盟「料金高く利用者制限」 長崎幸太郎知事が推進する「富士山登山鉄道構想」について、富士北麓地域の観光団体や自治体でつくる富士五湖観光連盟(会長・堀内光一郎富士急行社長)は21日、「方向性が誤っている」と反対す…
「富士箱根」と命名 懸案遂に結実 国立公園はさきに雲仙ほか7国立公園が正式に指定されたが、残りの十和田、富士、大山、吉野熊野の4国立公園は先日の委員会の決定に基づき、2月1日官報をもって後藤内相より正式に指定公布された…
県立富士山遺産センター 連続講座始まる 富士河口湖・県立富士山世界遺産センターは15日、富士山の歴史や文化について学ぶ「世界遺産富士山講座」の本年度1回目の講座をセンターで開いた。 「西国の富士信仰」をテーマに、セン…
御師の家で発見 身禄上人、断食中の記録 いまから229年前の享保8年に富士山北口7合目で断食しながら富士講の教えを説いた食行身禄(じきぎょうみろく)の「三十一日の巻」の原本が、このほど富士吉田市上吉田の御師(おし)の家…
富士河口湖で環境美化植樹祭 公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は19日、富士河口湖・河口湖ステラシアターで、本年度の富士山環境美化植樹祭を開き、富士北麓地域の市町村と団体に苗木を贈った。 式典には市…
愛称は「富士スバルライン」 富士山有料道 16万余通から選ぶ
4月1日の開通を前に3月23日、東京都千代田区丸の内の東京会館で富士山有料道路の愛称審査会が開かれた。その結果「富士スバル・ライン」のニックネームが決まった。 県が全国から公募し応募16万3937通の中から大野知事、…
夏山シーズンに向け、富士山安全指導センター運営協議会は20日、新型コロナウイルス対策を申し合わせた。登山者に対し、山小屋利用時などでのマスク着用を促すほか、注意事項を盛り込んだ啓発チラシを配布する。 富士吉田市民会館…
「春分の日」の20日、低気圧が走り抜け、富士山は強風と雨と高温という最悪の気象条件。このなかで登山訓練のため入山していた各パーティーが次々と倒れ、富士山の遭難史上最大の遭難事故となった(21日午後4時半現在、18人死亡…
来月14~23日 補修、点検 中日本高速道路八王子支社は19日、東富士五湖道路の全線で6月14~23日までの平日夜間を通行止めにすると発表した。道路の補修やトンネル内の設備点検などの作業を行うため。 支社によると、期…
心ない登山者が捨てたあきカンや紙くずをお山から一掃しようと「富士山をきれいにする運動」と銘打って山梨県、県観光連盟、山梨日日新聞社、山梨放送などが国民運動として全国によびかけることになったが、その実行方法がいよいよ具体…
23日まで富士山駅ビル 富士吉田市の切り絵愛好家でつくる「富士切りえ研究会」は23日まで、富士急行線富士山駅の駅ビル「Q-STA(キュースタ)」で作品展を開いている=写真。 70~80代の会員8人の作品約30点を展示…
富士八合目へ浴室を設ける 今年から万年雪を利用して 登山客優遇の計画
年を追うごとに増加する富士登山客を収容する富士山の山室組合では、このたび役員の改選を行い、ともすれば登山客の非難の的となる山小屋の設備ならびに接待方法などに関して協議した。 本年から前年の状況を考慮して内容の改善を図…
来月300枚限定配布 富士吉田市新屋のふじよしだ観光振興サービスは、道の駅富士吉田で販売している「道の駅記念きっぷ」の累計販売枚数が3万枚に迫っていることを記念し、6月1日から「三万番突破特別記念きっぷ」を配布する。 …
富士山ろく吉田―船津間の剣丸尾に富士急行が工費3億円を投じて建設していた富士五湖国際スケートセンターの開場式がどしゃ降りの1日盛大に行われた。式は午後1時から鉄筋建て1000平方メートルのスケートセンターに約800人の…
富士吉田市、歴史や特徴詳しく 富士吉田市は、富士講信者の宿坊である御師の家で振る舞われていた「御師料理」の歴史や特徴などを紹介するホームページ(HP)を開設した。料理の概要や御師の生活について、写真付きでまとめた。 …
富士山頂の郵便局設置について、昨日の紙面に記載したとおりだが、本県及び静岡県から競い合うように請願があった。 当局者もまた位置その他の決定について大いに苦心したが、近ごろ東京、横浜の両一等局長ならびに当局郵政省と協議…
女子サッカーチームのFCふじざくら山梨は24日まで、富士河口湖町役場のエントランスホールで、チームの活動を紹介するパネル展を開いている。 富士河口湖町などを拠点としていることから、住民に活動を知ってもらおうと企画。試…
富士山、好天に恵まれ外国人も 富士の山開きは例年にないよい天気に恵まれ河口湖、吉田両口をあわせて6月30日夜から7月1日にかけ計1200人が本県側から登り、戦後最高の人出を記録した。 ご来光とともに河口湖口5合目の小…
富士山大荒れ 登山客6000人が立ち往生 山頂風速47メートル記録
7月18日夜から19日にかけて富士山は大荒れに荒れ、19日朝6時には山頂で平均風速47メートルを記録、このため6000人の登山者はずぶぬれになって山で立ち往生、富士吉田署も登山中止警告を出すほどの危険状態だったが、朝を…
22年度、コロナ禍響く 県道路公社、県住宅供給公社、県土地開発公社の3公社は26日、甲府・県防災新館で理事会を開き、2022年度事業と決算報告を承認した。このうち道路公社は新型コロナウイルス禍で富士山有料道路(富士スバ…
6月20日に富士河口湖町で開催予定だった「西湖ロードレース」の中止が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う措置で2年連続。 「西湖ロードレース」は、例年県内外から約4千人が出場。同実行委員会は、スタート時などに…
登山ブームと天気に恵まれ、1960年の富士山はお山開き以来8万1500人(5つの登山口・24日現在)のお客さんが押しよせ、空前の記録を作っているが、「カミナリ登山」はあとをたたず、ケガ人を出したり迷子も出てこのところ事…
富士河口湖町船津の河口湖ショッピングセンターBELLで、富士山に宛てた年賀状のコンテスト「富士さんへ謹賀新年」の入選作品200点が展示されている=写真。 コンテストは富士山憲章県推進会議が富士山の環境保全に向けた意識…
富士山で落石、砂走りの列を直撃 山頂から石の爆弾 久須志岳崩れる
14日午後1時50分ごろ、富士山7、8合目の通称「砂走り」付近で大規模な落石事故が発生、登山者12人が死亡、30数人が重軽傷を負った。県警は富士吉田署員と機動隊員合わせて約40人を現場に派遣、また県の要請を受けた陸上自…
山中湖でコブハクチョウのひながかえり、親鳥と一緒に過ごす姿が観光客や住民らを癒やしている。 山中湖村観光産業課によると、山中湖には約50羽のコブハクチョウが生息し、自然繁殖している。今年は湖畔の12カ所で最大51個の…
東富士五湖道路の開通式が28日、同道路富士吉田本線バリヤで行われ、富士吉田インターと山中湖インター間8.4キロが、一部供用開始となった 開通式は午前10時から行い、知事代理の小沢県出納長、東名中央連絡道路建設促進期成…
富士吉田、市民対象 富士吉田市は6月30日まで、2022年用の市民カレンダーに掲載する富士山の写真を募集している。 対象は市民で、2019年4月以降に撮影した富士山の写真を1人2点まで応募できる。未発表作品で構図は横…
台風・雨雲を監視 富士山測候所に新庁舎 3.3平方が450万円
標高3776メートル、日本一高い富士山の剣ケ峰に10年の歳月と7億円をかけて、気象庁富士山測候所の庁舎が完成した。 ひと足先にレーダードームも完成しており、ここの観測範囲は800キロ。日本列島上空の雨雲や台風の足取り…
県、地元要望受け見直し 山梨県は10日までに、今夏の富士山開山期間に新型コロナウイルス対策として登山者に実施する検温について、富士山有料道路(富士スバルライン)の1合目下駐車場でも行う方針を固めた。県は当初、5、6合目…
かいじ国体炬火(きょか)リレーのトップを切る「霊峰の火」が6日午前7時、霊峰・ 富士の山頂でともった。 富士山頂での採火には、県から採火責任者の橋本昌総務部長ら6人、富士吉田市から勝俣章国体室長ら6人、合計12人が立…
山中湖の遊覧船 体験型ツアー 山中湖の遊覧船「白鳥の湖号」を運航する富士汽船(山中湖村)は、ハクチョウの生態について学ぶことができるツアーを始めた。環境保全への理解を深めてもらおうと企画した。 ツアーには、同社のスタ…
文化財保護委専門審議会は20日午前10時から上野国立博物館で総会を開き、第3次国宝138件、特別史跡名勝天然記念物10件、重要文化財建造物10件の指定ならびに助成すべき無形文化財として5件の選定を内定、22日の保護委員…
冨士浅間神社で初申祭 富士吉田市上吉田の北口本宮冨士浅間神社で5日、春の例大祭「初申祭」が開かれた。 式典には氏子や市観光協会員ら約30人が出席。神職が祝詞を奏上し、お神酒などを供えて五穀豊穣を祈った。境内の神楽殿で…
雪崩で指導所全壊 富士山6合目 有料道路も崩落 大雨、気温上昇が引き金
8日午前10時45分ごろ、富士山6合目の山小屋から「土砂を伴った雪崩があり、6合目安全指導センターが崩壊した」との連絡が県にあった。管理している県や富士吉田市などの担当者が確認したところ、6合目付近で雪と土砂が混ざり合…
山中湖村の「山中湖花の都公園」で、菜の花が見頃を迎え、多くの観光客らが楽しんでいる。 菜の花は約1千平方メートルの花畑に植えられ、既に満開となっている。ゴールデンウイーク(GW)中には、県内外から多くの観光客らが訪れ…
富士山の噴火は、船津口5合目小御岳の爆発が最古のものと学術的には公表されていた。だが、今度は河口湖畔が富士噴火の震源地だという興味ある新説が飛び出して、正月の話題をさらっている。 これを発表したのは、富士レークホテル…
富士河口湖のミュージアムでミニチュア展 富士河口湖町小立の「河口湖 北原ミュージアム」は、東京都内の街並みなどのミニチュア作品を集めた「驚異のミニチュア展」を開いている。5月末まで。 県外の作家7人の作品14点を展示…
神秘の植物「マリモ」が河口湖で発見された。県文化財保護審議会(磯貝正義会長)では早速、調査し、県教育委員会に諮って県天然記念物の指定を急ぐ方針。さらに山中湖で昭和31年4月に発見されたフジマリモより河口湖は南にあること…
間隔確保→渋滞/マスク→高山病リスク県など策定マナー 非現実的の声 2年ぶりの開山を目指す今夏の富士山登山で、国や山梨県などでつくる協議会が示した新型コロナウイルス感染症対策の登山マナーに、地元登山ガイドから「現実的で…
規模“世界一”の折り紙 文化財保護委員会は南都留郡中野村大字山中字沖新畑の「山中のハリモミ純林」を1月18日付けで天然記念物に指定したと2日県教委へ連絡があった。 この純林はすでに大正年間、アメリカの植物学者でハーバ…
吉田胎内樹型で富士講信者 世界文化遺産・富士山の構成資産「吉田胎内樹型」がある富士吉田市上吉田の吉田胎内神社で29日、胎内祭が開かれた。お焚き上げの儀式では新型コロナウイルスの早期終息へ疫病退散を祈願した。 同市上吉…
パイクス峯に富士山の溶岩 富士吉田市の姉妹都市・コロラドスプリングス市からの便り
富士吉田市の姉妹都市コロラドスプリングス市の郊外にある海抜4300メートルの、パイクス峯の頂上に、富士吉田市から贈られた富士山の溶岩が飾られた。昨年の大みそかの夜から今年の元日にかけて雪の降る中をホース市長みずからが持…
都留市 周辺再整備、案内看板も 都留市は、市民の憩いの場となっていた同市川棚の県指定文化財「勝山城跡」周辺の整備を進めている。荒廃した登山道の整備や雑木を伐採。戦国時代に防衛拠点として活用された経緯など勝山城を紹介する…