富士山の雪代暴れる 富士吉田 橋流し堤防決壊 床下浸水や断水騒ぎ
24日朝、気温の急上昇と風雨のため富士山の雪が急激に解け、雪代(ゆきしろ)が富士吉田市内の河川に“鉄砲水”のようにドッと押し寄せた。このため同市内の河川は異常増水し、市内の中心を流れる宮川では仮橋が流され、上流では堤防…
宣言下、5合目人まばら 富士山5合目に通じる富士山有料道路(富士スバルライン)が4月28日、全線開通した。3月22日に確認されたスラッシュ雪崩で損傷した5合目付近の石楠花橋周辺には、県が迂回路となる仮設道路を設置。東京…
県が2年半の時日と17億円を投じた富士山有料道路=愛称・スバルライン(29.5キロ)=の完工式は、27日午前10時すぎから高松宮ご夫妻をお迎えし、関係者800余人が河口湖町の現地料金徴収所前に集まって行われた。 この…
協会HPリニューアル 山中湖観光協会は、公式ホームページ「山中湖観光ガイド」をリニューアルした。協会と村観光産業課のサイトを集約した。 新たなサイトでは、山中湖花の都公園や温泉施設「石割の湯」など観光客に知られたスポ…
20馬力の自動車を走らせて世界周遊を企て、去る14日横浜に入港した大旅行家、米国ミシガン州デトロイト市自動車会社ハップモビル社重役ドレーク、ハンロン両氏は風光る好晴の日を選び自動車で秀麗な富士山頂に登ることを企画し、我…
ドイツの墓に霊峰石碑 日本人有志が募金、設置 モスクワ五輪競歩の金メダリストで、心臓移植手術を受けた後に富士山への登頂に成功したドイツ人、ハートヴィッヒ・ガウダーさん(享年65歳)の墓に、富士山をかたどった石碑が建立さ…
あす7月1日お山開きの富士山吉田口の新下山道が29日完成した。昨年8月の大落石事故を教訓に、県が18日から工事を進めていたもので、7月1日の山開きから使用する。 新下山道は本八合富士山ホテルを起点に江戸屋-つばくろ東…
道の駅なるさわ周辺 鳴沢村の道の駅なるさわ周辺に群生するミツバツツジが満開となり、鮮やかなピンク色の花が地域住民や観光客らを楽しませている。 道の駅によると、周辺には2千株のミツバツツジが群生しているが、今年は例年と…
国を挙げての体位向上の花形、夏山登山は、わけても霊峰富士登山客の数において、15、16日の土曜日曜の殺到ぶりは文字通り王座を築いた。新宿から発した各列車は満員すし詰めの上に、さらに乗れずに取り残された客が毎列車300人…
富士山5合目からは水は出ない-という“定説”に挑戦して、山梨大学教育学部地質学教室・浜野一彦教授ら16人が11 日、標高1200メートルの南都留郡鳴沢村の鳴沢登山道(大坂道)で、 電気探査機を使った第1次富士北ろく地下…
ひばりが丘高「なび」最新号 コロナ禍「少しでも助けに」 富士吉田市のひばりが丘高うどん部が発行するフリーペーパー「うどんなび」の最新号が完成した。10号目で、地元うどん店が取り組む新型コロナウイルスの感染予防策や、店主…
三宅島の火山爆発が話題になっている折り、今から250年前の富士山大噴火のもようを記録した古文書がこのほど富士吉田市上吉田の御師の家で見つかった。 宝永4年(250年前)に富士山が爆発した文献は現在静岡県御殿場市に保存…
甲府で石原光男さん個展 笛吹市の写真家石原光男さん(88)は28日まで、甲府・県立美術館で、写真展「美しい富士山と自然の風景」を開いている。石原さんが60年ほどかけて撮影した作品の中から、富士山と周囲の自然を切り取った…
富士北ろくで236種を確認 〝キノコの宝庫〟証明 日本菌学会が調査
日本菌学会(青島清雄会長)は、最新の「日本菌学会報」と、このほど開いた第3回国際菌学会の富士山現地検討会で、2年間行った富士北ろくのキノコ調査結果について「236種を確認した」と報告した。富士山5合目以下の広いすそ野は…
観光船業者が清掃 山中湖の船舶事業者で構成する富士五湖観光船協会山中湖支部(高村祐三支部長)は21、22の両日、山中湖畔の清掃活動をした。 ゴールデンウイークや東京五輪・パラリンピックを前に、きれいな環境で観光客を迎…
オリンピック東京大会に参加し、すでに競技を終えた選手たちが21日、富士五湖の秋を楽しんだ。あいにくの曇り空で外国人選手の楽しみにしていた富士山は頂上を見せなかったが、山中湖の美しい水や富士山5合目のながめに大よろこび。…
所要時間も掲示 ふじよしだ観光振興サービスは、富士吉田市の下吉田地域に観光客向けの案内看板を設置した。大小さまざまな5種類を作り、市道沿いなど計24カ所に設置。市街地一帯の地図や新倉山浅間公園などの方向を示している。 …
富士山環境対策会議を設置 美化体制の強化へ 環境庁、山梨、静岡の3者
増え続ける富士山のゴミを追放しよう-と23日、静岡県御殿場市新橋のホテルで環境庁と山梨、静岡の両県関係者が参加し富士山自然環境保全対策会議を設置した。同会議では今後富士山の美化清掃体制の強化、自動車利用の適正化対策など…
富士河口湖 住民ら意見交換 富士河口湖町の住民有志らでつくる「富士河口湖町の景観を守る会」は町中央公民館で、町内の景観や防災をテーマにしたタウンミーティングを開いた。 町では富士山に関連した観光が重要な産業となってい…
富士山噴火のナゾ解明へ 山中湖底の「宿場」を調査 富士山洞穴研究会
富士山の噴火のナゾを解明するために山中湖の湖底を調査することになった。これは富士山洞穴研究会(会長、津屋弘達・東大名誉教授)が、南都留郡山中湖村の協力で実施するもので、潜水夫が湖底にもぐり、湖底に眠る昔の宿場“水市”や…
水上忍者ショー 富士河口湖町の河口湖で就航する遊覧船「天晴」で25日、水上忍者ショーが開かれ=写真、乗客を盛り上げた。 武田水軍の「安宅船」をモチーフにした「天晴」を、より多くの人に知ってもらおうと企画。忍野しのびの里…
富士山大爆発ありません 政府が異例の“お墨付き” 「科学的根拠ない」
富士山大爆発説には科学的な根拠はありません」-。28日、中曽根総理大臣は県選出の鈴木強代議士(社会)にこんな答弁書を送った。これは鈴木代議士が「爆発説が地元民に強い不安を抱かせている」として昨年暮れに内閣にことの真偽を…
28日午前6時に開通 山梨県は23日、土砂と積雪が流れ出す「スラッシュ雪崩」(雪代)の影響で橋などが壊れ、通行できなくなっている富士山有料道路(富士スバルライン)を28日午前6時に開通すると発表した。橋の迂回路となる仮…
火山発達史に貴重な資料 富士吉田市上吉田の富士山2合目県有林内で、天然木炭がほぼ完全な状態で発見された。樹種は針葉樹のトウヒの仲間と考えられ、幹直径75センチ、長さ110センチ。付近の地質から約4000-6000年前の…
山中湖-河口湖IC間 23日午後2時55分ごろ、富士吉田市上吉田の東富士五湖道路上り線で、単独事故があり、中央分離帯のガードロープが破損した。緊急工事のため、午後4時半から約1時間40分にわたり、付近の上り線が通行止め…
ハイウエー・バスお目見え 甲府-東京1時間短縮 中央道開通と同時に
中央高速自動車道の相模湖-河口湖間は3月17日に開通するがこれまで国道20号線を利用して運行していた山梨交通(甲府-新宿西口)富士急行(山中湖旭日丘-新宿西口、本栖湖-新宿西口)京王帝都(京王旭日丘-新宿西口)のバス路…
富士吉田市上吉田の富士山吉田口登山道「中ノ茶屋」付近で、フジザクラの群落が見頃を迎えた。 周辺には約2万本のフジザクラが自生。中ノ茶屋を管理する「ふじよしだ観光振興サービス」によると、今年は例年より1週間ほど早く開花…
富士山ろく地帯は去る28日から3月1日にかけて豪雨のため、雪しろがおし出し、数回の土砂崩壊もあってバスの運行不能の路線も出たほどだったが、このために忍野村忍草地内、中道両側十町歩、山中道両側20町歩へは富士山ろくからの…
県警が啓発へ 県警は春の大型連休期間(4月24日~5月9日)中、登山者が増加する可能性があるとして、遭難事故防止を呼び掛ける。 22日に開いた定例会見で、比留間一弥生活安全部長が明らかにした。比留間部長は会見で、新型…
富士山の溶岩流の下から時代のかけ離れた2種の土器破片が同一場所で発見され、考古学上注目すべき資料となった―富士吉田市仲町石材業福島稔君(23)が、このほど同市緑ガ丘下吉田第二小学校南西300キロの溶岩断層下を掘った際、…
雪代損傷、迂回路にめど 土砂と積雪が流れ出す「スラッシュ雪崩」(雪代)の影響で橋などが壊れ、通行できなくなっている富士山有料道路(富士スバルライン)は28日にも開通する見通しであることが22日、県関係者への取材で分かっ…
富士山を世界遺産候補地に 要望書3庁へ提出 山梨、静岡の自然保護団体
山梨、静岡両県の自然保護グループで組織する「富士山を世界遺産とする連絡協議会」(山梨県代表・内藤成雄県文化協会連合会長、静岡県代表・杉山恵一県自然保護協会長)は26日、環境庁、林野庁、文化庁の3庁に世界遺産条約に登録す…
「箱根ガラスの森」とコラボ券 富士河口湖町の観光施設「河口湖音楽と森の美術館」は、須走道路・御殿場バイパスと新東名高速道路の新御殿場インターチェンジ(IC)-御殿場ジャンクション(JCT)間が10日に開通したことに合わ…
富士山有料道路の舗装工事が始まった。東京オリンピックに備え、県が総工費16億円で昨年3月着工した県営有料道路は工事が順調に進み、このほど第2工区のアスファルト舗装工事に着手した。すでに約200メートルの区間にわたって自…
都内「山静神」42市町村参加 富士山噴火ハザードマップの改定版が3月に公表されたことを受けた勉強会が21日、東京都内で開かれた。山梨、静岡、神奈川3県から計42市町村がリモート参加し、噴火時のシミュレーションについて国…
気象庁の富士山頂レーダー基地へ建設資材を空輸する作業が18日朝から始まった。世界でいちばん高い場所のレーダーとなるだけに、建築工事としても前例のない難作業。梅雨あけの天候安定を待って第一段階の資材輸送にとりかかったもの…
山中湖に生息するコブハクチョウが先月から産卵をはじめ、湖岸で親鳥が卵を温める姿が観光客らの目を引いている。 山中湖村観光産業課によると、今年は3月8日に同村平野の長池親水公園付近でコブハクチョウの卵を初めて確認した。…
富士山の登下山道で最近、登山者の迷子が相次いでいる。8日午後3時ごろには、新潟市の中学2年生男子(13)が同日正午ごろ本8合目付近で家族とはぐれた、との通報が富士吉田署にあったが、同午後5時ごろ5合目で再会した。同署は…
地域文化に根ざした独自性のある贈答品を表彰する日本ギフト大賞選考委員会は20日、都道府県賞(山梨賞)に丸一高村本店(山中湖村山中)の「山中湖ハム金賞受賞ハム・ウインナー詰合せ」を選んだ。 同社は養豚や豚肉加工・販売を…
富士山(3、776メートル)の山頂にある気象庁富士山測候所で20日から24日の間に3回の有感地震があった。いずれも微小なもので、震源は富士山の直下と推定される。気象庁は「噴火に向かう兆候はない」としているが、珍しい地震…
「甲府から見える富士山だいたい南側」。甲府住販(小笠原英之社長)が甲府市上石田3丁目に設置した看板が道行く人の注目を集めている=写真。 同社によると、ユニークな看板を作ろうと企画し、昨年12月に設置。載せる言葉は社員…
富士山とアルプス 山岳鉄道が姉妹に 富士急行とB・V・Z調印
富士急行(本社・富士吉田市、堀内光一郎社長)と、スイスのアルプス山ろくを走るブリーク・ヴィスプ・ツェルマット(B・V・Z)鉄道の姉妹鉄道調印式が18日、富士吉田市で行われた。調印を記念して富士急電車「マッターホルン号」…
第28回秀麗富嶽十二景写真コンテスト(大月市、市観光協会主催)の入選作品が決まり、最優秀賞には相模原市緑区の竹端栄さんの作品「雪化粧の朝」が選ばれた。 大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」を一望できる百蔵山や岩殿山など…
気象庁は19日、富士山の初冠雪を観測したと発表した。河口湖測候所と甲府地方気象台で確認され、河口湖からの観測では平年より20日、昨年より9日遅い。 同測候所によると、1936年の観測開始以来、1943年の10月21日…
県内を3ブロックに分けて家庭ごみ処理施設を集約する県の計画で、富士北麓・東部の12市町村は新施設稼働に向けた富士北麓・東部地域ごみ処理広域化推進協議会を設立した。富士吉田市環境美化センターで8日に設立総会を開き、役員選…
国体登山第3日目の2日、富士には珍しくこの日も快晴が続き前日ABC3班の登頂成功の後をうけ午前6時半前日見学班として8合5勺までしか行かなかった31名が登頂に出発、12時過ぎ登頂に成功、午後3時5合目に帰着した、ついで…
富士吉田署は16日、富士河口湖町の河口湖で、警備艇「ふじざくら」の出艇式をし、水難事故防止パトロールに乗り出した=写真。 式には富士吉田署から10人が参加。永田顕雄地域交通管理官が署員に警備艇旗を手渡し、警備艇に取り…
富士山環境保全へ憲章 山梨、静岡両県が共同制定 「国民運動」に展開
山梨、静岡両県は18日、富士山の保全を広くアピールするための「富士山憲章」を制定し、東京都千代田区の東京国際フォーラムで制定記念式典を開いた。憲章は日本の象徴である富士山を美しい姿のまま後世に引き継いでいくことを基本理…
常任実行委、事業計画を承認 公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は15日、富士河口湖・県立富士山世界遺産センターで、本年度1回目の常任実行委員会を開いた。5月19日に富士河口湖町内で開く環境美化植樹祭を…
内務省国立公園委員会内に雪の富士をスポーツによって世界に紹介する案が立てられ、まずその第一歩として小御嶽ならびに馬返しに至る新設スキー場の5ゲレンデーを中心に一カ所工費約3000円を計上し、理想的なヒュッテを新設するべ…