52歳初登山の紀行文 県立文学館で確認 ごみ、登山者 今も課題 山梨県で青少年期を過ごし、今年で没後50年を迎えた第55代首相・石橋湛山(1884~1973年)が、富士登山の様子をつづった原稿の掲載誌が、甲府・県立文学…
富士講中興の祖といわれる江戸時代の行者食行身禄(じきぎょうみろく)は1671年、伊勢の国一志郡川上(現在の三重県津市)の小林家に生まれる。13歳で江戸に出て、17歳の時、富士行者の門弟となり、その時神告によって、伊藤伊…
文化的意義を紹介 24日、富士河口湖 富士山の世界文化遺産登録10周年を記念するシンポジウム(富士河口湖町、同教委、県考古学協会主催)が24日、町中央公民館で開かれる。講演や研究成果の発表などを通し、世界文化遺産として…
1909・6・19-1948・6・13。小説家。青森県の生まれ。本名津島修治。 東京帝国大学(東京大)仏文科中退。1936年、短編小説集「晩年」を出版して作家生活にはいる。この「晩年」には太宰文学の可能性の全部がナイー…
JR東、駅利用者にPR JR東日本八王子支社などは、富士山の世界文化遺産登録10年に合わせ、記念のエンブレムを作った。駅員らが期間限定で制服に着けることで、富士山周辺のにぎわいにつなげる。 支社によると、富士山が20…
1884・2・11-1974・4・13。小説家、仏文学者。河口村(現・山梨県富士河口湖町)生まれ。本名将為。 幼少より文学に親しみ山梨県立尋常中(現・甲府一高)に入学すると、「中学世界」「中学文壇」などの雑誌に投稿を…
富士河口湖でイベント 富士河口湖町は、町内の施設を巡ってスタンプを重ねて押し、マンホールの図柄を完成させる「重ね捺しマンホールスタンプラリー」を行っている。 河口湖観光総合案内所、河口湖自然生活館、河口湖ハーブ園、県…
洋画家・増田誠(1920-1989年)は、都留市下谷に生まれた。谷村尋常高等小、旧制都留中(現・都留高)を卒業し、終戦後は、北海道釧路市に移り住んで看板業を営みながら、洋画家の上野山清貢(1889-1960年)に師事。…
焼き印体験、ドローンショー… 富士山の世界文化遺産登録決定から22日で10年になることを記念したイベントが各地で予定されている。富士山5合目では限定の焼き印体験があるほか、富士河口湖町の大石公園ではドローンショーが開か…
県内外の中学、高校の吹奏楽部が出演する音楽イベント「富士山吹奏楽フェスティバル」(同実行委員会主催)が18日、富士河口湖町の河口湖ステラシアターで開かれた。 県吹奏楽連盟が推薦した河口湖南中、甲府城西高、日本航空高が…
1996年10月、当時の山梨県勝山村(現富士河口湖町)が、同村の河口湖畔遊歩道に詩人・田中冬二(1894-1980年、福島県出身)の詩碑を建立。詩碑は、冬二の作品「スープに浮かんだ富士」(1943年)をモチーフとし、ス…
4年ぶり一般公開 作家太宰治(1909~48年)の命日(19日)を前に、太宰が一時滞在した御坂峠の天下茶屋(富士河口湖町)で17日、山梨桜桃忌が開かれた。 新型コロナウイルス禍の影響で参加者を制限した開催が続いていた…
河口湖畔のホテルに滞在して「細雪」を執筆した谷崎潤一郎(1886-1965年)にちなんで山梨県勝山村(現・富士河口湖町)が1996年に建立した文学碑。 谷崎は1942年秋、二女の恵美子さんと一緒に村内の富士ビューホテ…
富士北麓地域の7神社企画 参拝3000人超 口コミ波及 富士北麓地域の7神社を参拝して巡り、異なる印が入った木製の玉「神玉」を集める企画が人気となっている。昨年5月から始まり、これまでに約3千人以上が手にした。参拝者は…
1998年に山梨、静岡両県が制定した「富士山憲章」の周知を兼ねて企画された公募写真コンクール『富士山写真大賞』は1999年から開催。山梨県富士河口湖町、同町教育委員会、河口湖美術館が主催。富士山の美しい姿を写真として後…
富士河口湖・勝山中は12日、県富士山科学研究所の吉本充宏研究部長を招き、2年生約30人とともに富士山の火山防災について考える教室を開いた。 溶岩流や噴石などによる被害が起きる可能性を示した地図を参考に、自宅の位置の危…
山梨県富士吉田市の「富士吉田梅若薪能」は、日本の伝統芸能に親しんでもらおうと開かれる同市の夏の風物詩。 北口本宮冨士浅間神社の神楽殿を舞台に、周辺にかがり火をともした幽玄な雰囲気の中、能や狂言が演じられる。 初開催は1…
富士吉田市は、市内の本町通りに富士山世界文化遺産登録10周年を記念した旗を設置した。 10周年に合わせ、アートディレクターの千原徹也さんがデザインしたロゴマークを活用。縦85センチ、横60センチで、約100本を上宿交…
江戸時代から300年以上の歴史を持つ山梨県富士吉田市の吉田歌舞伎。 吉田歌舞伎は、一般の住民が役者を務める庶民芸能で、富士講信者や旅回りの芸人などが地元の農民に伝えたとされている。義太夫や芝居の愛好者が集まり、農閑期や…
富士吉田市の堀内茂市長は9日の定例会見で、長崎幸太郎知事が6月定例県議会に提出する一般会計補正予算案に富士山登山鉄道構想の事業化に向けた検討費を盛り込んだことについて「不要なものを乗せたなという思いだ」と指摘し、「必要…
30年以上富士山の写真を撮り続けている山梨県南部町の渡辺英基さんが、2021年5月に出版した、写真集「うつろひ~富士山のある風景」。時間や季節によって変化する富士山を県内外から撮影した写真を収録している。 渡辺さんは…
都留市金井の桂林寺の池でスイレンが見頃を迎えた。水面に揺れる愛らしい花が訪れる人の目を楽しませている。 寺によると、5月18日に最初の1輪が開花。6月に入ってから数を増やし、7日には20輪ほどの花が波と風に揺れていた…
和太鼓グループ「富士山火焔太鼓」は1985年、かいじ国体を機に山梨県の富士吉田市役所職員が中心となり結成。富士吉田市内を活動拠点に、現在は富士北麓地域の幅広い世代の和太鼓愛好家が参加。和太鼓奏者の天野宣さんが作曲した「…
鳴沢で富士写真家連盟展 山梨や静岡などの写真愛好家でつくる富士写真家連盟は11日まで、鳴沢・道の駅なるさわで写真展を開いている=写真。 メンバー約10人が撮影した富士山の写真を展示。鮮やかなアジサイと雨上がりの富士山…
「菊田日記」は菊田式部広道が、江戸時代の享和から天保の33年にわたって書き綴った日記。山梨県富士吉田市のふじさんミュージアム(富士吉田市歴史民俗博物館)所蔵。市指定有形文化財。 菊田家は代々富士岳神社の御師の家柄で、…
富士吉田市教委が保存整備を進めている富士山吉田口登山道の馬返し周辺の整備が終了し、石鳥居と石畳が復元された。石鳥居は、吉田口登山道のシンボルの一つで、市教委は今後、同登山道の復活を目指し整備を進めていく。 整備を進め…
来月20日 バイク操縦感覚「体感」 富士急行は7日、富士吉田市の富士急ハイランドに導入する新作の大型アトラクションを7月20日にオープンすると発表した。名称は「ZOKKON(ぞっこん)」で、バイク型のコースターに乗り込…
山梨県富士吉田市新屋にある「富士散策公園」。市が旧北富士県有地内土丸尾地区の、富士山を背景にした広大な斜面地を活かして整備。2010年4月開園。名称は市民の公募で決定。園内には総延長835メートルの散策路が設けられ、富…
家康、富士山関わり解説 身延町教委 身延町教委生涯学習課は、町にある徳川家康ゆかりの文化財と、町と富士山の関わりを紹介する学習資料を作った。町内の小中学校で郷土学習に活用してもらう。 同課によると、学習資料は2020…
戦国時代の富士北麓地方を中心とする地域の民衆生活史として第一級史料とされる「妙法寺記」と「勝山記」。 「妙法寺記」は、応仁の乱の前年の1466(文正元)年から桶狭間の合戦の翌年1561(永禄4)年までの約100年間の…
長崎幸太郎知事は6日、2期目初年の政策予算を盛り込んだ6月一般会計補正予算案の概要を明らかにした。総額は500億円を超える見通しで、骨格予算だった当初予算の肉付けとしては過去最大規模。年明けの知事選で公約に掲げていた富…
2007年、山梨県富士河口湖町在住の漫談家・綾小路きみまろさんが同町に寄贈した「黄金の七福神」像。同年12月にきみまろさんも出席して鎮座式が行われた。寄贈された七福神像は6体で、いずれも高さ1.5メートルで金が塗られて…
河口湖音楽と森の美術館(富士河口湖町河口)で、園内のバラが見頃を迎えている。 約720種、1200株植えられていて、香りが強いオールドローズや、「モーツアルト」「ブラスバンド」など音楽にちなんだ名前のバラもある。 …
甲斐のNPO 来月1日、参加者募集 NPO法人富士山ふるさと研究会(甲斐市)は富士山山開きの7月1日、東京都内で、富士山に模して築かれた「富士塚」の見学ツアーを開催する。県内を出発し、都内の富士塚4カ所を巡り、祭事など…
池之元遺跡は山梨県富士吉田市新倉字池之元にあり、御坂山地から連なる天上山東南麓の舌状台地に立地する複合遺跡。台地下に3カ所の湧水がある。 1980年度の遺跡分布調査で縄文早期、前期、中期、後期の土器、弥生後期の土器、…
富士山麓電気鉄道は5月30日、富士吉田市のNPO法人「富士の緑とフードサポート」に絵本やおもちゃを贈った。 今年2月の同社の主催イベントで寄付された絵本約270冊と、積み木やぬいぐるみなどを寄贈。法人は市内の事務所で…
山梨県富士吉田市大明見にある古屋敷遺跡は、背戸山南麓の緩斜面および杓子山西麓の古屋川右岸段丘上に立地する。背戸山南麓の緩斜面からは縄文時代早期から同時代後期、弥生時代中・後期および平安時代と広範囲にわたる遺物が認められ…
富士山を舞台にした自転車ロードレース「富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム」(同実行委主催)が4日、富士山有料道路(富士スバルライン)をコースに開かれた。全47都道府県から7984人が出場し、全長24キロ、…
山梨県富士吉田市の御師の家「旧外川家住宅」の敷地内ある、休憩施設「御師町お休み処」。2015年4月開設。 富士山の世界文化遺産の構成資産である旧外川家住宅を訪れる観光客が増加傾向にあることから、休憩や情報拠点として整…
富士箱根伊豆地域で3県 山梨、静岡、神奈川の3県は5月30日、富士北麓地域などを含む富士箱根伊豆地域で、不法投棄された廃棄物の一斉パトロールを行った。 山梨県内では富士吉田、富士河口湖、鳴沢、忍野、山中湖の5市町村で…
かやぶき屋根の集落を再現した観光施設「西湖いやしの里根場」から少し西に歩くと、2階建ての古びた木造校舎が現れる。かつての旧足和田村立西浜小根場分校だが、今も“学校”として使われている。名称は「もりの学校」。認定NPO法…
4日に富士山有料道路(富士スバルライン)で開かれる自転車ロードレース「Mt.富士ヒルクライム」(同実行委主催)の前日イベント「サイクルエキスポ」が3日、富士吉田・富士北麓公園で開かれた。コロナ禍で設置されていなかった特…
◆河口浅間神社の七本杉=[山梨県天然記念物 富士河口湖町河口 河口浅間神社 昭33.6.19] 社殿の南側、7本の杉の巨樹で神木として、しめ縄で結わえてある。目通り幹囲で一番太いものは8.65メートル、細いものでも6.…
第43回スポニチ山中湖ロードレース(山中湖村など主催)が5月28日、山中湖畔で開かれ、県内外から集まった7018人が湖畔を走り抜けた。 湖畔を一周するコース(13.6キロ)とハーフマラソン(21.0975キロ)に分か…
富士五湖の精進湖を除く4湖から9隻の丸木舟が発見され、3隻が文化財指定を受けている。河口湖からは2例で、大正年間(1912-26)に発見された。コメツガと見られる素材をやや反りを持たせてえぐった板状の舟で、船尾に加工さ…
課題把握、練度向上へ 5合目関係者 富士山の観光関係者らでつくる「富士スバルライン自主防災協議会」は31日、富士山5合目で富士山噴火の可能性が高まったことを想定した訓練を行った。4年ぶりの訓練となった今年は、訓練のさな…
木版画家・萩原英雄(1913-2007)は甲府市生まれ。東京美術学校(現・東京芸大)油画科を卒業し、浮世絵版画などを手がける高見沢木版社に就職、出版物の企画立案などを手掛ける。この時に得た伝統的木版画の知識と経験が、後…
普及貢献で国交省 国土交通省は30日、地域の観光地などをデザインした図柄入り自動車用ナンバープレートの普及に貢献したとして、山梨県の「富士山」など普及率が高い10地域(計34自治体)を表彰した。 地方版の図柄入りナン…
富士吉田市 噴火時に避難誘導 富士吉田市は30日、富士山の噴火対応に当たる機能別消防団「富士山隊」を結成した。山小屋と売店の担当者18人で構成し、富士山に噴火の兆候が見られた際、登山者や観光客の避難誘導を担う。 市役…